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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と食事

2019年9月14日

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは、卵巣に小さな卵胞が連なって詰まったり、卵胞が発育するのに時間がかかってなかなか排卵しない疾患です。

卵巣内の男性ホルモンが多いことが原因といわれています。

男性ホルモンを高くさせている原因は、脳から出ているLH(黄体化ホルモン)と血糖値を下げるインスリンというホルモンの作用です。

 

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↓↓↓イスラエルのテルアビブ大学の研究論文の和訳です。↓↓↓

   朝食をしっかり、夕食を軽く食べることでPCOS女性の排卵率が高まる』

 

朝食をしっかり、夕食を軽く食べることで、肥満ではないPCOSの患者のインスリン抵抗性や高アンドロゲンが改善され、排卵率が高まることが明らかになりました。

テルアビブ大学の研究チームはBMIが正常な(肥満ではない)PCOS患者60名をランダムに、①朝食をしっかり食べてもらう ②夕食をしっかり食べてもらう2つのグループに分けました。いずれのグループも1日の総カロリーは1800カロリーと同じにしました。

それぞれのグループの3食のカロリー配分は以下の通りです。
 


① 朝食しっかりグループ:朝食980カロリー、昼食640カロリー、夕食190カロリー
② 夕食しっかりグループ:朝食190カロリー、昼食640カロリー、夕食980カロリー

そして90日後にインスリンやブドウ糖、男性ホルモンテストステロンを測定しました。
 

 

その結果いずれのグループもBMIに変化は見られなかったものの、夕食をしっかり食べたグループはインスリンやテストステロンのレベルが高かったのに対して・・・

朝食をしっかり食べたグループはインスリン抵抗性は56%、テストステロンレベルは50%、それぞれ低下し、それに伴い排卵率が50%高まりました。

 

 

このことから、朝食をしっかり、夕食を軽く食べることで、食後の血糖値の上昇が抑制され、インスリンをコントロール出来、PCOSの排卵障害の改善につながることがわかりました。

 

1.朝食をしっかり食べ、昼食・夕食と次第に軽くすること。

2.カロリー制限ではなく、炭水化物(糖質)の量を制限すること。

3.食事の際に食物繊維が豊富な野菜から食べ、次にたんぱく質、最後に炭水化物を食べること。

(食後の血糖値の上昇をゆるやかにすることが出来る)

 

PCOSの女性には肥満が多く、減量することで排卵しやすくなります。

ところが、特に日本人では、BMIが正常な肥満でないPCOSの女性が少なくありません。

そのため、インスリン抵抗性がある場合には、食後の血糖値を急上昇させない食べ方をすることで、血糖値の上昇や下降をより穏やかなものにし、インスリンの分泌を少なくすることでホルモンのバランスが改善されることが確かめられたわけです。

生活の中でのちょっとした工夫で改善できることもあります。PCOSでお悩みの方はぜひ取り入れてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

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